
🛡️セーフティネットの基本的なしくみ
「賠償セーフティネット」は、運送人(NVOCCなど)が万一の損害賠償リスクに備えるための補償+コンサルティングサービスです。
登録しておくことで、輸送貨物1本ごと、または包括的に補償を受けられます。
仕組みを一言で言うと、
「運送人の責任を、専門家が“後ろ盾”として支える体制」です。
🛡️セーフティネットが動く流れ(標準プロセス)
① 無料コンサルティング申込
まず、自社の輸送実績や契約条件をもとに、リスクの診断を受けます。
この診断により、どのプラン(I〜III)が最適かを提案します。
② リスク口座登録
審査を経て「リスクアカウント(口座)」が開設されます。
これにより、事故時に即補償が発動できる準備が整います。
③ 協力会社への通知
登録内容は、保険会社・弁護士・調査会社など関係機関に共有され、緊急時の連携が自動的に取れる体制が整います。
④ 事故発生時の対応
貨物事故や第三者損害が発生した場合、 登録番号を提示するだけで、専門チームが初動対応に入ります。
⑤ 法的アドバイスと損害整理
損害内容・責任範囲・補償金額を、海事弁護士や損害調査員が確認。
過失割合の確定や保険支払手続をサポートします。
⑥ 補償金の支払
損害が確定次第、補償条件に基づき支払いが行われます。
🛡️補償を受けるまでの流れ(簡易図)
手続段階 | 主な内容 | 担当 |
① 無料登録 | 企業情報・貨物内容を登録 | 利用者 |
② 審査・登録 | リスク分析・条件提示 | セーフティネット事務局 |
③ 通知 | 保険会社・弁護士へ連絡 | システム連携 |
④ 事故報告 | 事故の発生を口座番号と共に報告 | 利用者 |
⑤ 審査・確認 | 損害内容・補償適用可否を確認 | 専門チーム |
⑥ 支払 | 補償金の決定・支払 | 保険会社 |
🛡️プラン別の流れの違い
区分 | プランI | プランII・III |
補償対象 | B/L1件単位(貨物1本以上) | 定期・包括契約 |
手続方法 | 都度申込 | 登録後、自動更新 |
支払方法 | クレジットカード | 月次・年次振込 |
利用目的 | スポット輸送・単発対応 | 継続取引・包括補償 |
プランIはスポット輸送向け、
プランII・IIIは定期・継続取引を行う企業に最適です。
